救難信号など火薬を含んだ製品を日本から輸出するのはとても困難です。このお客様のケースでは、弊社の取引先であるアメリカの商社にご依頼の製品を調達させ、そこを拠点にメキシコの指定物流業者に配達を依頼し、お客様の元へ無事に納品を完了させました。

圧縮空気が充填されている高圧ガス製品は、日本からの輸出はかなり難しく、多くの時間とコストがかかります。このお客様のケースでは、まず高圧ボンべの輸出の依頼を受けた直後、弊社にて充填されている圧縮空気を一旦抜いて空の状態にしました。次に、空になったボンベを一般貨物でシンガポールへ送り、シンガポールの提携先の業者で耐圧検査を実施した後、圧縮空気を再充填して指定先に納入いたしました。

海外のメーカーと初めて取引する際は前払いが前提となりますが、商品が届いてから不具合等が発覚し、大きな問題に発展するケースが多々あります。弊社は、欧州を主に世界で20社以上のメーカーの指定代理店になっております。このネットワークを活かし、新規メーカーとの取引の場合でも現地提携先を通して製品の購入を行うので、前払い等のリスクを回避でき、さらに、クレームなどへの対応も現地提携先で処理できます。